BAKIBAKIと銀屏風

伝統工芸に新しい創造性を吹き込み、革新的なスタイルを生み出す
私たちのもう一つの理念。

IMG_5335.gif2Fにある現代的な屏風はいろいろな縁が繋がり出会った作品です。
もともと屏風や掛軸の表具に感心があったのですが、いざ、飾ろうかと思うと
伝統的で立派すぎたり、変に現代的すぎて本質の良さが損なわれていたりと、
なかなか感性に合うものがありませんでした。

そんなことを思っていた矢先に、友人繋がりで知り合ったアーティストの山尾光平君
アンダーグラウンドな彼の作品"BAKIBAKI(バキバキ)"と、
表具師の家に生まれた井上雅博君の"銀屏風"が、滋賀の山中でコラボレーション。
シンプルでモダンな銀縁に美しい光をあやなす銀麗紙。
アクリルペンで描かれたBAKIBAKIは、あやなす光の上で墨絵のような陰影をも感じさせ、
蔓のような龍のような流線を描いています。
日本画家が描くのではなく、アングラなアーティストがアクリルペンで描いていることに
革新さを感じ、奇をてらうことなく融合している様に若い二人の力量を感じる作品です。

山尾光平君が9/6(土)に、京都の藤井大丸のエントランスでライブペインティングを
します。大きなキャンバスにフリーハンドで描かれる作品は、内からみなぎるエネルギーを
優れた画力で表現し、誰が見てもシンプルにすごーいと思えるはず。
興味のある方はぜひ。

京都は昔からアンダーグラウンドカルチャーが盛んな街。
この街ならではの、伝統文化とアングラカルチャーが融合することで、
新しい何かが生まれるようで面白いのです。

質高く、意匠は潔し。

五感を満たす、祇園のカフェ。

ACTUSの秋カタログでのOKUのコピーです。
削ぎ落とされた表現は芯の強さを感じます。
短い言葉で私たちの世界観を的確に表現されていてお気に入りです。

OKUの理念に掲げている、
"趣が新しく、余分なものがなく、凛々しさのあるものつくり"
このコンセプトに"美山荘の在る花背の自然"を組み込んだものが、
OKU_Caféのデザインになっています。

花背の自然を視ながら、心が揺らぐ音を聴き、香の香りを嗅ぐ。
野趣にあふれた食を味わい、木々の美しさや力強さに触れる。
器やお箸の使い心地にグラスの口当り、、、
人が感じる様々な要素が気持ちいいなぁと思える、そんなお店を志しています。

OKUの器や空間デザインは、装飾をせずとも完成されたデザインです。
そんなデザインには、様々な可能性が秘められていると思うのです。


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失われ、再生される。

OKUは築80年の町家をリノベーションしています。
今ではもう作ることのできない建具や梁を残し、それ以外は大胆に手を入れました。
なかでも昔の面影を色濃く残す2階の天井。
年月の重みを感じる梁と屋根組がひなびた風情を醸し出し、
空間構成の大きな役割を担っています。
重厚な梁もさることながら、屋根組の意匠が私たちのお気に入りだったのですが、
週明けの水曜に姿を消してしまいます、、、。
断熱材が入っていないため、天井部分に熱がたまりエアコンが効かないのです。
建築、デザイン、インテリア好きな方から「もったいない」とお声をいただくのですが、
いたしかたありません。

意匠をとるか快適さをとるか、、、。

町家や古民家の再生にはデザインもさることながら、
現代人にあった空間に再生することも大きな要素だと気持ちを切替えました。
オープンしてから数ヶ月の姿でしたが心に刻んでおこうと思います。

綺麗に撮影していただいた、古民家スタイル No10(ワールドフォトプレス)から。

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OKUの設計は吉川弥志設計工房にお願いしました。
ミニマムでモダンでありながら有機感のある作品を数多く作られています。
小さな金具ひとつまで気を抜かない完璧さは見事です。
屋根組も綺麗に再生されることでしょう。

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