失われ、再生される。

OKUは築80年の町家をリノベーションしています。
今ではもう作ることのできない建具や梁を残し、それ以外は大胆に手を入れました。
なかでも昔の面影を色濃く残す2階の天井。
年月の重みを感じる梁と屋根組がひなびた風情を醸し出し、
空間構成の大きな役割を担っています。
重厚な梁もさることながら、屋根組の意匠が私たちのお気に入りだったのですが、
週明けの水曜に姿を消してしまいます、、、。
断熱材が入っていないため、天井部分に熱がたまりエアコンが効かないのです。
建築、デザイン、インテリア好きな方から「もったいない」とお声をいただくのですが、
いたしかたありません。

意匠をとるか快適さをとるか、、、。

町家や古民家の再生にはデザインもさることながら、
現代人にあった空間に再生することも大きな要素だと気持ちを切替えました。
オープンしてから数ヶ月の姿でしたが心に刻んでおこうと思います。

綺麗に撮影していただいた、古民家スタイル No10(ワールドフォトプレス)から。

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OKUの設計は吉川弥志設計工房にお願いしました。
ミニマムでモダンでありながら有機感のある作品を数多く作られています。
小さな金具ひとつまで気を抜かない完璧さは見事です。
屋根組も綺麗に再生されることでしょう。