概念をとりはらい その先にあるもの

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Gion
13個のパーツから創られた独創的なプレートは、表と裏からおりなす虚ろな陰影が美しい。
卓越した職人技の結晶は、新しいモノつくりのあり方を示すようです。
どんな料理と一体化するのか、思い描くと心が躍ります。

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有機的なフォルムになんともいえない柔らかな風情を感じます。
人の心を癒す形状と人に優しい機能も備えた"新しいおもてなし"の器です。
注ぎ入れたお湯が器の中を満遍なく流れるように、見えないところにも一技あり。

OKUの器は今までの器の概念を取払い、革新的な考えのもとに創られてます。
職人さんから「手間がかかって大変です、、」とお声をいただくのですが、
みなさん"新しい器のあり方"の可能性に賛同し協力されています。
国内有数の高い技術を持つ有田焼ですが、中国から安価な製品が輸入され、
地場産業をゆるがし、何代にもわたって継承された伝統と技術が失われようとしています。

日本の伝統工芸の新しいありかたを確立し、使い手もその思いや背景を受け止めて
ゆきたいものです。
この思いがみなさんに伝わりますように、、。

先日もお知らせしたBEIGE TOKYOと美山荘の食の響宴。
残念ながら食する事はできなかったのですが、フードライターの関谷江里さんの
ブログ
で一皿一皿の詳細がアップされています。

ジャンルの違う料理のカテゴリーをぬぐい去り、見事に融合された料理の数々は、
その先にあるものを見たような気がします。

失われ、再生される。

OKUは築80年の町家をリノベーションしています。
今ではもう作ることのできない建具や梁を残し、それ以外は大胆に手を入れました。
なかでも昔の面影を色濃く残す2階の天井。
年月の重みを感じる梁と屋根組がひなびた風情を醸し出し、
空間構成の大きな役割を担っています。
重厚な梁もさることながら、屋根組の意匠が私たちのお気に入りだったのですが、
週明けの水曜に姿を消してしまいます、、、。
断熱材が入っていないため、天井部分に熱がたまりエアコンが効かないのです。
建築、デザイン、インテリア好きな方から「もったいない」とお声をいただくのですが、
いたしかたありません。

意匠をとるか快適さをとるか、、、。

町家や古民家の再生にはデザインもさることながら、
現代人にあった空間に再生することも大きな要素だと気持ちを切替えました。
オープンしてから数ヶ月の姿でしたが心に刻んでおこうと思います。

綺麗に撮影していただいた、古民家スタイル No10(ワールドフォトプレス)から。

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OKUの設計は吉川弥志設計工房にお願いしました。
ミニマムでモダンでありながら有機感のある作品を数多く作られています。
小さな金具ひとつまで気を抜かない完璧さは見事です。
屋根組も綺麗に再生されることでしょう。

心が旅する小さな宇宙 京都 知る庭 遊ぶ庭

タイトルは婦人画報9月号の特集です。


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庭には気配があり宇宙がある。

神社仏閣の名庭や遊び心あふれた商店建築の庭など、様々な京都の庭を美しい写真で
紹介されています。浅田彰さんの庭論の中で、法然院で坂本龍一さんとダムタイプの
高谷史郎さんがライブを行ったときの様子を取上げられている件が素敵です。
(以下は抜粋させていただいたものです)

坂本龍一さんの環境音楽と高谷史郎さんのミニマム視覚表現に虫の鳴き声が共鳴する。
庭のようなアートを創りだすことをコンセプトにし、自然と人為が交じり合い、
非日常的な時空をつくり出す。
まさに庭という小宇宙の伝統が現代に受け継がれている。物理的には小さくても
精神的には広やかでゴージャス。それが庭というものではないでしょうか。

かっこいいです。
OKUでもいつか音楽と視覚表現のライブができればいいなと考えています。

意外な庭の名所でOKUを紹介していただきました。
ミニマムでモダンなので、他のお庭とかなり違って見えます。

SCAN0098_001.gifこの号の"本当においしい朝ごはん"というページで、美山荘の朝ごはんが紹介されています。
「昔から日本人が食べてきた朝ごはんを大切にしたい。朝はとにかく野菜をたっぷり食べてもらいたい」(中東談)
OKUのおばんざいは、美山荘の朝ごはんがコンセプトになっている、体が喜ぶご飯です。

ところで今日は「八朔」です。
芸奴さん、舞奴さんが正装でお茶屋さんや芸事のお師匠さんにご挨拶回りする日です。
黒の引きずり姿は格調高く荘厳で美しい。
シャッターチャンスを逃すまいとする人で、ごったがえした午前中でした、、。
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